こんにちわ、れりです@lerinote
私はゲーム好きなので据え置き機はもちろんですが、自作のゲーミングPCでもゲームをプレイしています
こう見えて自作歴は気づいたら15年ぐらいになるんですよね。今まで組んできたPCも7台ぐらいになります!
しかしゲーミングPCに興味はあるんだけど、全く知識がないから何を選んだらいいかわからないって方も多いと思います
そんな方の為に自作歴10年以上の私が極力難しいことは省いて、初心者の方にもわかりやすいゲーミングPCを選ぶポイントを紹介します
この記事はこんな方におすすめです
- 初心者でゲーミングPCに興味がある
- ゲーミングPCについて知りたい
- ゲーミングPCの選び方を知りたい
そもそもゲーミングPCって?
ゲームを快適にプレイする事を前提としたPCの事を指します
ゲーミングPCの特徴
- 高性能なCPU
- 高性能なグラフィックボード
- 大容量のメモリやSSD
- 放熱性に特化したケースやパーツ
- 電源効率の良い出力の大きい電源ユニット
その他にも
- ゲーム用途に特化したマザーボード
- 簡易水冷や本格水冷のCPUクーラー
- LEDファンやLEDなどの装飾する為のパーツ
等々、大きな特徴はこんな感じです
全体的に高性能なパーツで構成されてます
またパーツではありませんが、ゲーミングデバイスもゲーミングPCに欠かせないものですね
その他にもゲーミングマウスやゲーミングヘッドセット、またスピーカーなどもあります
Razerやロジクール等をはじめ、以前とは比べ物にならないぐらいラインナップがたくさんあるので見てるだけで楽しい!
ゲーム以外の用途で使っても大丈夫?
もちろんゲーム以外の用途でゲーミングPCを使用するのは全く問題ありません
例えば、事務作業をするのに高性能なグラフィックボードや大容量のメモリは必要ありません
しかし高性能なゲーミングPCの恩恵として、通常のPCよりもあらゆる作業の処理スピードが早いので作業効率向上のメリットがあります
高スペックなのでゲーム以外の用途でもストレス無く、様々な作業が出来るのは大きいメリット
ゲーミングライフさんの記事でゲーム以外の用途についてのメリット等詳しく解説されているので確認してみてください↓
ゲーミングPCの基礎知識
それでは簡単にゲーミングPCを選ぶ際知っておくべき基礎知識をかんたんに説明します
まず最初にここだけ抑えておけばOKな3つのパーツを紹介します
選ぶ上で重要な3つのパーツ
- CPU
- メモリ
- グラフィックボード(GPU)
この3つのパーツの基礎知識を知っておくことで価格の違いや、スペック比較した際に迷う事も減るので選び易くなります
さっそく一つ一つ順に説明していきます!
CPUで重要な要素は3つ
CPUはPCの頭脳と言われる重要なパーツです
CPUの重要なポイントは、
- コア数
- スレッド数
- クロック周波数
の3つの数値になります
・コア数:コアとは処理作業を行う演算回路のこと。数が多いほど同時に処理できる性能が上がる。実際に存在するため、物理コアともいう
・スレッド数:同時に処理できる作業 (スレッド) のこと。同じく数が多いほど高性能で、論理コア数ともいう。
・クロック周波数:CPU 内部の回路が動作する速さのこと。同じ条件ならクロック周波数が高いほど性能も高くなる。
引用元:Lenovo
上記の様な感じなんですが、これを見ても初心者の方は「なんだかよくわからない…」って感じるかもしれません
私も何も知らなかった頃はどうもピンときませんでした…
用語が聞き慣れないものばかりなので頭に入ってこないんですよね…
結論、コア数、スレッド数、クロック周波数の3つの数値が大きければ大きいほど性能が高いと思ってOKです
主なCPUメーカーはIntelとAMDの2つ
主にCPUは2つのメーカー
- IntelのCore iシリーズ
- AMDのRyzenシリーズ
この2つのメーカーのどちらかのCPUを搭載したPCを選ぶことになると思います
名前ぐらいは聞いたことがある人がほとんどだと思います
以下ではこの2つのCPUの違いについて説明します
Core iシリーズとRyzenシリーズの違い
2つのCPUは何が違うの?ってことですが、比較してみると以下の様な特徴があります
Core iとRyzenの違い
- Core iシリーズはシングルスレッド性能が高い
-
シングルスレッド性能はブラウジングやゲームに向いている
- Ryzenシリーズはマルチスレッド性能が高い
-
マルチスレッド性能は複数のソフトを同時起動したり、動画のエンコードやファイルの操作(解凍、圧縮)等に向いている
ゲーム用途の場合、シングルスレッド性能の高いCore iシリーズがゲーム用途に向いていると言われています
Ryzenはマルチスレッド性能が優れているので、動画のエンコードや複数の作業等を行うのに力を発揮します
どちらを選んでもゲームが出来ないってことは無いので安心して大丈夫!
ちなみにRyzenシリーズはCore iシリーズの同スペックと比較して価格が安いです
それぞれ良いところも悪いところもあるので、
- 困ったらCore iシリーズ
- コスパ重視ならRyzenシリーズ
ぐらいの感じで選んでも良いと思います
Core iシリーズの型番の意味
製品の型番にはちゃんと意味があります
意味を理解すると製品の型番を見るだけで、どれぐらいの性能なのか理解できるようになります
例えばCore i7-12700Kの場合
- Core
-
- インテル製CPUのブランド名
他にもPentium(ノートPC向け省電力モデル)やAtom(安価なタブレットPC向け低スペックモデル)等があります
- i7
-
- シリーズ名
- 12700
-
- プロセッサーナンバー
この製品の場合は第12世代になります
- K
-
- 仕様や用途
この場合、「K」はオーバークロック対応のモデルになります
他にも「S」であれば省電力モデル、何もアルファベットが無い場合は通常版です
他にもノートPC向けなど、アルファベットの種類がいくつかあります
Ryzenシリーズの型番の意味
Ryzenの型番にももちろん意味があります
Core iシリーズと基本的に変わらないんですが、一部違うところもあります
例えばRyzen 5 5600Gの場合
- Ryzen
-
- AMD製CPUのブランド名
他にもAthlon(エントリークラスCPU)等があります
- 5
-
- シリーズ名
他にもRyzen6やRyzen7等、順番に数字が振られています
AMD製CPUで最高性能を誇る「Ryzen Threadripper」というCPUのみ数字がついていません
- 5600
-
- プロセッサーナンバー
頭の桁がIntel同様、第〇世代目のCPUなのかを表しているんですが、AMDの場合5000番台は第4世代に当たります
(※3000番台と4000番台は第3世代に当たります)
- G
-
- 仕様や用途
この場合、「G」は内臓グラフィック搭載のモデルになります
他にも「T」の場合は省電力モデル、何もアルファベットが無い場合は通常版といった感じです
他にもアルファベットの種類がいくつかあります
メモリの基礎知識
メモリってなに?
CPUが処理したデータを一時的に記録して保存しておく場所
この一時的に保存しておく場所(容量)が広ければ広いほどたくさんの作業を行う事が出来ます
メモリ規格について
現在のデスクトップPCの主流はDDR4という規格です
こんな感じで製品欄に記載されている
DDR4-3600
左から
- DDR=Double Data Rateの略
- 4=何世代目のDDR規格か
- 3600=動作周波数
動作周波数(メモリクロック)
製品名のハイフン後の数字の大きさは動作周波数(メモリクロック)を表しています
Mhzで表記されています。この数値が大きいものほど高性能と思って大丈夫です
転送速度について(モジュール規格)
メモリ規格のほかにモジュール規格というものがあります
こんな感じで製品欄に記載されている
PC4-28800
3600×8=28,800 → 28.8GB/s
※この数値がデータの転送速度になります
データ転送速度は1秒間にメモリが送ることのできるデータ量になります
データの転送速度は体感的にはそこまで変わらないと言われているので、コスパ重視な方はメモリクロック数が高くなくても問題ありません
ゲーミング用途の場合、予算に余裕があれば、高クロック且つ容量が多いものを選ぶのがより良いと思います
CPUやGPUほどのわかりやすい恩恵は無いにしても、グラフィックボードやプレイするゲームによっては、メモリクロックが低い為にボトルネックになる場合なども有ります
そういった場合は高クロックなものを選ぶとフレームレートが向上することもあるので、予算に余裕があれば程度で考えてもらって大丈夫です
その予算をグラフィックボードやCPU、SSDなど性能を実感しやすいパーツに回すほうが私は良いかなと
また自作の場合では、マザーボードとの相性などもあるので、マザーボードに対応しているメモリを選ぶことも重要です
グラフィックボード(GPU)について
GPUとはGraphics Processing Unitの略です
高スペックを要求するゲームをプレイするには必須のパーツで快適にプレイするために重要な役割を担ってます
画像などの膨大なデータ処理が得意なのがGPUです
CPUとGPUの関係性
CPUはパソコンの頭脳としてPC全体の幅広い様々な処理を行います
しかし幅広い処理の中で何か一つの膨大な処理をCPUだけに行わせてしまうと、他のことに手が回らなくなってしまい処理に時間がかかってしまいます
そこでその膨大な処理の役割を担うのがグラフィックボード(GPU)です
ゲームをプレイする際に、CPUとGPUが協力して役割分担をしてくれてるおかげで快適にプレイが可能になります
こう言った意味でCPU、メモリ、GPUともにパーツの性能をバランスよく組み合わせる事で、どのパーツもお互いの足を引っ張ることなく快適にゲームをプレイ出来る環境になります
グラフィックボードの重要なポイント
- コア数
- クロック周波数
- ビデオメモリ(容量)
基本的には数字が大きいものほど高性能になります
ゲーム用途では自分が使用しているディスプレイのサイズも大きく影響するので注意です
一般的なフルHDのモニタを使用している方は気にしなくても良いんですが、それ以上の高解像度のモニタを使用している場合は要求されるスペックは高くなります
ゲームのグラフィック設定を落としてバランスを取ることも可能ですが、最高設定で高解像度モニタでプレイしたいとなるとかなり高スペックなグラフィックボードが必要になってきます
主なGPUメーカーはNVIDIAとAMDの2つ
主にGPUはこの2つ
- NVIDIAのGeForceシリーズ
- AMDのRadeonシリーズ
この2社から発売されているGPU(チップ)をもとに様々なメーカーがオリジナルのグラフィックボードを販売します
有名どころでいえば、ASUSやGIGABYTE、MSI、ZOTAC、玄人志向などがあります
ネットやショップ等でよく目にするグラフィックボードはこういうオリジナルモデルだよ↓
様々なメーカーからデザイン性に拘ったものだったり、冷却性能が高いものだったり、オーバークロック(性能の引き上げ)可能なグラフィックボード等もあり、仕様も様々です
ちょっと豆知識
ちなみにGPU(チップ)を製造している2社のグラフィックボードが一番最初に販売されます
この一番最初に販売されるグラフィックボードをリファレンスモデルと呼ぶんですが、GPU製造メーカーが製作したグラフィックボードなのでどんな環境でも安定的に動作させることを前提に作られています
このリファレンスモデルが販売開始された後に各社オリジナルモデルが販売されます
GeForceとRadeonどっちを選べば良い?
2社の違いに関してですが、性能自体に大きな差はほとんどありません
個人的にはGeForceの方がメリットが多いのでおすすめです
GeForceをおすすめする理由
GeForceの方がシェアが高いこともあって、販売されている各社グラフィックボードのラインナップも多いので、たくさんの選択肢の中から選べる点は大きなメリットになります
迷ったらGeForceがおすすめです
まとめ
私が考えるゲーミングPCでまず基礎知識として知っておくべき事はこんな感じです
極力難しいことは省いて書いたので、所々端折ってる部分もありますし、他にもまだまだ知っておくべきことはたくさんあります
最初からすべての知識詰め込むと結局何を選んだらいいのかわからなくなってしまうので、興味を持ったことやわからないことをその都度調べていく感じで充分です
私も全ての事を知っているわけじゃないですし、今もわからないことだらけだし、その都度調べてるぐらいなので全然大丈夫です笑
最初はわからないことばかりで失敗もあると思いますが、経験することが一番の知識になりますし、後々いろいろな事がわかってくるとパーツを見てるだけでも楽しくなってきます
ぜひゲーミングPC選びの参考にしてみてください
ゲーミングPCの選び方について初心者の方でもわかりやすくまとめた記事もありますので併せてぜひぜひ
またゲーミングPCではありませんが、SteamDeckも発売されればゲーミングPCの代わりになり得るものなので良かったら見てみてください
以上になります
ここまで読んでいただきすっごく嬉しいです!ありがとうございました!
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